アセチレンの製法と反応
アセチレンは〔 カーバイド(炭化カルシウム)〕に〔 水 〕を反応させて作る。
〔 CaC2 + 2H2O → Ca(OH)2 + CH≡CH 〕
アルキンは不飽和結合(三重結合)を持つため,アルケンと同様に〔 付加反応 〕をして二重結合をもった化合物になる。以下にアセチレンの反応を考える。
@水素との反応 CH≡CH + H2 → 〔 CH2=CH2 〕
Aハロゲン(F2,Cl2,Br2,I2)との反応 CH≡CH + Cl2 → 〔 CHCl=CHCl 〕1,2−ジクロロエチレン
B塩化水素との反応 CH≡CH + HCl → 〔 CH2=CHCl 〕塩化ビニル
C酢酸との反応 CH≡CH + CH3COOH → 〔 CH2=CH−OCOCH3 〕CH3COO−CH=CH3 酢酸ビニル
Dシアン化水素(HCN)との反応 CH≡CH + HCN → 〔 CH2=CH−CN 〕アクリロニトリル
E水との反応 CH≡CH + H2O → 〔 CH3−CHO 〕アセトアルデヒド
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